でもね、この月の終わりに弟夫婦の誘いで、沖縄へ旅行に行ってるくらいなんだよ。
ちょっと心配だったけど、弟曰く、全く問題もなく痴呆すら感じられなかったって。
それに日ごろは、朝夕の涼しい時には畑の草取りをしてくれたりしていて、それまでと変わらない感じだったし。
それに処方された薬は、アルツの進行を押さえる薬ってことだったから、僕としてはこのまま平行移動するだけだと思ってた。進行は止まったままだと。
でもね、秋を過ぎ初冬になった頃には、やっぱり徐々に進行してきて。
幻覚を見るのか、訳のわからないことをたまに口にするようになってきたんだよね。
ただだけど、まだそのくらいで、徘徊するとか誰が何なのかわからなくなるとか、そういう感じはなかったし。僕らもそんなに感じていなかった。
2008年になって年が変わった頃から気力がなくなったのか、じっと横になってることが増えてきたんだよね。
トイレに行くのも辛そうだから、部屋にポータブルトイレ(介護用のオマル)を買って置こうよって言っても、それをしたらもっと一気にボケるからっと言って、かみさんに却下された。
春
1 年前